昨日はうちの塾で一番態度が悪い中学1年生のクラスの授業だった。一人ひとりは凄く素直でいい子なのに集団になると手が付けられないほど弾けてしまって他の先生も頭を抱えているようだ。
ホームルームのときから教室長がさり気なく俺が怒って気合を注入する仕掛けを作っていた・・・。
特に頼まれた訳でもないので気にする必要もなかったのだけど、先週の初授業でかなりなめられたことを反省していたので授業までどうやってあいつらの雰囲気を変えるか考えていた。
授始の始めにノートを集めて宿題をチェックするときにいつもおちゃらけて勉強する雰囲気を壊す子がいてその子だけが宿題をしていなかった。
「これだ!」
と思ってみんなのノートを調べながら、
怒るストーリー展開を考えていた。
ノートを返しながら、その子にどうしてしてこなかったから問いただした。
「したくなかったから・・・」
とニヤニヤしながら何の悪気もなく言ってきた。
「プッチ~~ン!」
計画通りとは言え、瞬間的に怒りモードに火が点いた!!
「おい、待てや!お前、その言い草は何や?ちょっとこんかい!!」
胸ぐらを掴んだあと腕を引っ張って廊下まで連れ出した。
わざとみんなに聞こえるようにでかい声で怒鳴りまくった!!
しかも関西弁!!
どうも怒ったときには今でも関西弁が出てきてしまう。
子供をみると恐怖で目が潤んでいて
あっという間に涙が溢れている!!
他の生徒はただならぬ気配にシーンと水を打ったように静まり返っていた。
その後はみんなにフォローの意味も込めて勉強の大切さやどうして怒ったのかを説明した。
子供を怒ったあとはそこが大切だと思った。お陰でその授業は信じられないくらい静かで時には笑いも起こるほどすごくいい雰囲気になった。
とにかく勉強をしない子たちなので毎回やる確認テストの点数なども全く気にしていない様子。今回は少しでも勉強する姿勢を作りたかったので3割分出る問題を教えた。
でもその問題を間違った奴には1問につき100回書き直させる罰も付け加えてみた。
はたして来週のテストの結果はどうなるのか・・・。期待半分、不安半分だ。
怒るって凄く勇気がいるし、難しいんですよね~~。
特に生徒と信頼関係がまだ十分にできてない自分にとってこれは一大決心だった。
「厳しさ」という対極の雰囲気を持ち合わせることによって「優しさ」が凄く引き立つと思うんですよね。
自分の特徴はおっとりとして優しい雰囲気だと思うのでそれを生かすために敢えて厳しい自分も持ち合わせていたいって思う。
なかなか奥が深くて難しい仕事ですね!今日はやすみ。女房と愛犬とホテルバイキングに行って遊んできます^^夜はもちろん阪神戦の観戦だぁ!!